太宗寺 ー 新宿区
オススメしたい東京23区のスポットを、個人目線で紹介いたします!
今回紹介したいのは、
新宿区・太宗寺。
場所は東京メトロ・新宿御苑前駅より徒歩5分。新宿通りより一本道を入ります。
入る目印は、もう閉店してしまった古本屋さんの横の道です。
(写真左側が新宿通り、新宿駅に向かう方向です)
この道を曲がれば、すぐ突き当たりが太宗寺。静かな空間が開けます。
門を入ってすぐに出迎えてくれるのが「銅像地蔵菩薩坐像」。江戸時代に建立された 江戸六地蔵の3番目として正徳2年(1712)に造立されました。
ちなみに江戸六地蔵は、今でも5地蔵は現存しています。
・品川寺(品川区)
・真性寺(豊島区)
・霊巖寺(江東区)
再現されたのが 永大寺(江東区)
ここで有名なのは、木造で作られた550cmの「閻魔像」。文化11年(1814)に安置されたもので、江戸名物で観光に来る庶民も多く大変賑わっていたそうです。
地蔵菩薩像の隣にある閻魔堂に奪衣婆と共に安置されていて、金網越しに姿を拝むことができますが、年に2回この戸が解放され直に閻魔堂に入ることができます。
(手前右が 閻魔堂、突き当たりが本堂)
門の左側を見ると、タップリの塩をかぶった塩かけ地蔵があります。
願掛けの返礼に塩をかけるそうですが、願いが叶った人が多かったってことですね。
また、このお寺で珍しいのは 「切支丹灯籠」。
よく見ると十字架の形を模してあり、下側の人型は マリア像です。
これがお寺に置かれているとは、なんとなくミステリー…
紹介した以外に多くの文化財がここにはあります。
新宿に行ったら、ちょっと足を伸ばして訪れていただきたいスポットです。
新宿区は駅前や歌舞伎町など派手な場所ばかりが目立ちますが、実は神社仏閣が多いのです。
また少しずつ紹介していきますね。